着物が、すこし近くなる「衣cafe」を始めます
「衣cafe」を始めようと思ったきっかけは、一人のお客様との出会いでした。
その方とのご縁は、今年5月に開催した「札幌きもの遊び」。
「おばあちゃんの着物があるから、それを着てみようと思って着物を始めました。」
そんなお話から始まったAさんとの出会い。
けれど、着物について相談しようと呉服店へ足を運んでも、返ってくるのは新しい着物や帯を勧められる話ばかり。
「今あるものを活かしたいだけなのに…。」
そんな違和感をずっと抱えていたそうです。
私が古い着物をリデザインして羽織や帯、小物へと生まれ変わらせていることに共感してくださり、いろいろなお話を聞かせてくださいました。
お祖母様の留袖を暖簾にして、施設のお部屋に掛けてあげたいという素敵なアイデア。(残念ながら消防法の関係で実現はできませんでしたが、、)
その「大切なものを形を変えて残したい」という想いに、私も共感。
その後、一着のワンピースを持ってご相談に来られました。
柄も素材も気に入って購入したものの、サイズ感や着心地が合わず、もうワンピースとして着ることはない。
でも、どうしても捨てられない。
「着物に関わる何かに生まれ変わらせることはできませんか?」
そんなご相談でした。
帯揚げと半衿にするには少し接ぎが入りますが、十分お作りできることをお伝えし、お受けすることに。
その日、使わなくなった浴衣や半幅帯をリサイクルショップへ持って行こうと思っている、というお話だったので、
「リサイクルショップだと、二束三文、もしくは無料で引き取られてしまうこともありますよ。」と、お話。
「もし良ければ、一度お預かりしてフリマサイトで販売してみませんか。」とご提案。
一か月という約束でお預かりしましたが、時期にも恵まれ、想像以上によく売れています。
手数料をいただいての販売代行ですが、それでもリサイクルショップへ持ち込むより、ずっと良い形で次の方へ繋ぐことができていると感じています。
(なんていうんでしょう。。着物たちが喜んでいるような感じ)
そんな話の中で、Aさんは私が主催する「きものCollection」にも興味を持ってくださり、「何かお手伝いさせてほしい。」と仰ってくださいました。
理由を伺うと、とても印象に残る言葉が。
「着物に関わる機会って限られてますよね」
着付け教室へ行けば、先生と生徒。
呉服店へ行けば、売り手とお客さん。
忖度無しに純粋に着物の相談をしたり、誰かと着物について話したりする場所がない。
その日も、ご相談はもちろんですが、着物についていろいろなお話をしました。
”着物に関わる場所は、限られている”
その言葉が、ずっと心に残っていました。
思い返せば、この数か月で同じような想いを話してくださった方が何人かいらっしゃったんです。
「着物についてもっと知りたい。」
「着物の知識を深めたい」
「学ばせてほしい」
あぁ、そういうことだったんだ。
そう思った瞬間、「衣cafe」をやってみようと思いつきました。
お茶を飲みながら、着物の話をする。
講座でもなく、レッスンでもなく、
着物が好きな人、
これから始めたいと思っている人、
着ないけど興味がある人、
着物への想いをお持ちの方ならどなたでも!
そういう人たちが集まり、自由に語り合い、着物のことを深められる場所。
そんな「衣cafe」にしたいと考えています。
実は、着物カフェをやるのは私の夢のひとつでもありました。
着物を着ていく場所がないという方が多いので、そんなお客様をいつでもWelcomeの場を作りたいと。
そこにくれば着物に触れられる、呉服屋さんではない場所。
珈琲を飲みながら、ただ着物談義に花を咲かす。
そんな夢を思い出させてもらいました。
人との出会いがあり、人の声に耳を傾け、その想いを受け取ることで、新しい形が生まれていく。
今回も、まさにそんな出来事でした。
素敵なご縁と気づきをくださったAさんに、心から感謝しています。
そして、これから「衣cafe」が、着物と人をつなげる、着物が人と人をつなげる、あたたかな場所へ育っていくことを願っています。
第一回 2026年7月22日(水)13:30~
第二回 2026年8月18日(火)13:30~
第三回 2026年9月26日(土)
まずは少人数で、ゆったりとした時間を大切にしながら始めます。
着物を着ていなくても大丈夫。
「着物が少し身近になる場所」になれたら嬉しいです。
どうぞお気軽に遊びにいらしてください。
お問い合わせ・参加のお申し込みは、公式LINEよりお気軽にご連絡ください。
皆さまとお会いできることを、楽しみにしております♪


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